特殊24R号－加熱・冷却型　竪型（自立型）　乳鉢傾斜昇降型－

• 石川式撹拌擂潰機の基本モデル＋乳鉢傾斜機能と乳鉢昇降機能と加熱・冷却機能を付加。
• 手ずり乳鉢作業（手作業）を忠実に再現する自動乳鉢
• 乳棒の軌道にエピサイクロイド軌道を採用し、かつ乳棒傾斜構造により、ムラなく、均一、かつ密な処理を実現
• 乳棒が2本準備されており、擂潰性能が向上している。
• 乳鉢が傾斜すること昇降することにより、24R型に比べてさらに乳鉢・乳棒の交換が容易となり、擂潰材料の投入・取出しも容易となっている。
• 乳鉢が傾斜することと乳鉢が昇降することにより擂潰後の機械清掃が容易。
• オプションで食品等に適した金属乳鉢の選択可能。
• 温水循環式による加熱をしながら擂潰処理を行うこともできる。
• インバータ、タイマーがオプションで準備されておりますので、回転数の変更や運転時間の設定が可能。
• 不凍液を循環させることにより、加熱させるだけではなく、冷却することも可能。（冷却の場合、ご使用環境により結露などの対策が別途必要になる場合もあります。）

• 粘度の高い材料の撹拌・擂潰にも好適。
• ボールミルや遊星ボールミルに比べて、加工エネルギーが小さく、メカニカルアロイング、メカノケミカルでの材料開発に好適。
• 他の擂潰機に比べて、材料が取り出し易く、清掃時間も短縮できるため、多くの材料を処理することや多くの水準で試験等に最適
• 加熱しながら、撹拌・分散処理ができるため、チョコレートなどの融点が低い食品等の処理に好適（金属乳鉢を推奨）
• 全固体電池材料開発に最適
• • 精密な混合・粉砕が可能：導電助剤、バインダーとの混合しながら、粉砕可能
  • 温度上昇しにくい：乳鉢の熱容量が大きいため、処理熱が材料に伝わりにくい
  • 効率的な少量試作：独自技術により極少量の加工を実現
  • 均一な粒度分布を実現：全固体電池材料では均一な粒度分布が重要でその混合・粉砕に最適

石川式攪拌擂潰機（カクハンライカイ機）は「攪拌」「分散」「すりつぶし」「混合」「練り合わせ」「粉砕」「破砕」を同時処理が可能な機械

これにより、撹拌機、分散機、混練機、粉砕機等専用機では実現出来ないメカノケミカル、メカニカルアロイの様な処理効果を確認

独自の構造で、粒径均一性、混合均一性を実現

• 乳鉢の材質 
  ‐磁器：磁器は耐酸性が強いために、化学薬品の擂潰に好適。
  ‐砲金：素材の硬度が比較的に柔らかいので、ソフトな擂潰に好適。
  ‐ステンレス：衛生的で食品等に最適。
  ‐鋳鉄：鉄素材のため、万能な素材。

(*1) 回転方式「ＯＲ式」：乳鉢は回転せず、乳棒が二重回転しながら乳棒自身も自由回転する機構

※機械稼動をご覧頂く撮影のため本機はインターロック機能解除仕様

※参考：24R号の動作映像