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AGB を用いて 3.5mm 程度のガラス塊を 30 分間粉砕すると 粒度分布において粒度のピーク値(最頻値)45μm であった。
粒度のばらつきを表す標準偏差:0.21
石川工場で生産している石川式撹拌擂潰機の性能を把握するために、ガラス塊を用いて、AGBの擂潰能力を測る。
石川工場で生産している石川式撹拌擂潰機の性能を把握するために、ガラス塊を用いて、AGBの擂潰能力を測る。
・自動乳鉢(石川式撹拌擂潰機):AGB
・ふるい振とう機: ANALYSETTE3
・AGBで3.5mm程度のガラス塊を30分間粉砕する
・粉砕粉を「ふるい振とう機: ANALYSETTE3」 AMPLITUDE:0.5 時間:5分でふるいにかける
・各ふるい目に残っている粉砕粉の重量を測定する。(ふるい目7種類:355μm、250μm、180μm、100μm、74μm、44μm、25μm)
以下の手順で振とう機の粒度の重量比からと粒径分布の導き出す
1. 各ふるいに残っている粉砕粉の重量を測定する
2. 重量を体積(ふるい目の1/2を半径として)で除することにより、粒子数へ変換する。
※密度は一定と仮定
ふるい振とう機で測定した粒度分布(重量比)を図1.に示す。
重量比データから粒径の粒度分布を計算したものを図2.に示す。
図1において、30分擂潰後の重量比粒度分布は、75μmと144μmの大きく、これらの測定点の2項分布近似曲線を引くと140μm付近に極大値が存在するように見える。
図2において、140μm付近に若干のピークは見られるが、これは粉砕されたガラス粒子が凝集したものではないかと考えられる。
大きなピークは45μmに見られ、正規分布に近い形状をしている。
このことから、自動乳鉢AGBを用いた3.5mm程度のガラス塊を30分粉砕することにより、45μmの粒子に粉砕することが出来ると考えられる。