7A型乳棒軌跡アニメーション(早送り)
7AA型乳棒軌跡アニメーション(早送り)
7B型乳棒軌跡アニメーション(早送り)
粉砕・混合・混練・分散を1台で実現
異なる処理工程を同時並行でこなす、マルチプロセス対応の自動乳鉢。前処理工程の効率化と省力化への貢献。
「手ずり」の精密さを自動化で再現
高粘度材料や微粒子分散にも対応する、高再現性・高均質性処理の実現
複雑な材料処理を可能にする、石川工場の独自技術
傾斜構造・ばね荷重・エピサイクロイド軌道による複合動作で、繊細な混練や分散を再現する唯一のシステム
温調しながら高粘度材料の混練・分散が可能——処理中の物性変化を安定制御
7号は、乳鉢外周に設けたジャケット部に温調液を循環させることで、材料を加熱または冷却しながら処理できるモデル
温度によって粘性が大きく変化するワックス系、樹脂系、高分子ペーストなどにおいて、混練条件の再現性や製品物性の安定化に大きく寄与する
磁器・金属の乳鉢を用途で選択、幅広い材料に対応可能
7Bまでは化学的安定性・すり潰し性能に優れた磁器乳鉢が使用でき、7Cでは耐熱性・耐衝撃性に優れた金属乳鉢を装備
熱応答性の高い材料や腐食性のある成分・高硬度材料にも対応可能で、広範囲な処理対象に柔軟に対応できる
温度制御による粘度管理が必要な高粘度材料の大量処理
高温での軟化・低温での硬化を繰り返す材料の混練・分散に最適。温調機能で処理物の状態を安定化させ、大容量でも均一な混錬品質を確保できるため、化学、材料、化粧品、食品など幅広い分野で活用されている。
加熱・冷却による反応制御や物性調整を伴う複合材料のバッチ処理
化学反応の促進・抑制や物理的性状の調整が必要な複合材料の製造工程に適応。加熱冷却機能と高処理容量が融合することで、研究開発から量産までのスムーズなスケールアップを支援する。 高粘度スラリーの均質化と脱泡処理。
電子材料や接着剤、塗料などにおける、ペースト状配合物の分散・混練・気泡除去の一括処理
機能性フィラーや顔料の微細分散と混合処理
プラスチック、インク、コーティング材などの製造において、複数成分の均一混合と粒子分散を両立する前処理工程
試作材料の微量調整と組成最適化
医薬品、化粧品、セラミックス、電池材料など、研究開発現場での少量試料の粉砕・混合・練り処理による配合検討
石川式攪拌擂潰機(カクハンライカイ機)は「攪拌」「分散」「すりつぶし(擂潰)」「混合」「混錬」「粉砕」「破砕」を同時処理が可能な機械。
これにより、撹拌機、分散機、混練機、粉砕機等専用機では実現出来ないメカノケミカル、メカニカルアロイの様な処理効果を確認。
独自の構造で、粒径均一性、混合均一性を実現。
型式 | 7A | 7AA | 7B | 7C | |
回転方式 | FR式 (*1) ・OR式 (*2) | ||||
乳鉢 | 材質 |
金属(*3) 磁器 |
金属(*3) 磁器 |
金属(*3) 磁器 |
金属(*3) |
内径 (mm) | 584 | 762 | 914 | 1067 | |
深さ (mm) | 267 | 355 | 406 | 470 | |
加工容積 (L) | 20 | 60 | 100 | 150 | |
機械外寸 | 奥行 (mm) | 1150 | 1430 | 1700 | 1930 |
幅 (mm) | 730 | 920 | 1080 | 1270 | |
高さ (mm) | 1220 | 1500 | 1740 | 1880 | |
電源 三相200V (kW) |
0.75 | 1.5 | 2.2 | ||
乳棒数 | 3 |
(*1) 回転方式「FR式」:乳鉢は回転せず、乳棒が二重回転しながら乳棒自身もモータで能動的に回転する機構
(*2) 回転方式「OR式」:乳鉢は回転せず、乳棒が二重回転しながら乳棒自身も自由回転する機構
(*3) 金属乳鉢は砲金、鋳鉄、ステンレス材料の中から選択可能
※機械稼動をご覧頂く撮影のため本機はインターロック機能解除仕様
※参考:同じ回転機構(OR式)の6号の動作映像