能動的自転 × 石臼乳鉢 × 3本乳棒による強力な混練・粉砕性能
能動的に自転する乳棒が石臼乳鉢と強くかみ合い、高粘度材料や高充填スラリーに対しても力強い剪断力とせん断分布を発揮
すべてのサイズで乳棒3本構成のため、スケールに応じた均一処理が可能で、連続的な大量バッチ処理にも対応する
「量産対応型・再現性重視」の混練設計
乳棒の自転を制御できるため、材料の性状に応じて再現性の高い処理条件を構築可能
小型機(33号)での処理条件をベースにしたスケールアップも容易で、パイロットスケールから中量生産への橋渡しにも最適
乳化製品の原料練り合わせ(例:軟膏基剤、ペースト化粧品、天然油脂ベースの処方)
石臼乳鉢のすり潰し効果と乳棒3本の均一混合性能、さらに能動的自転による材料の巻き込み性が、粘弾性の高い原料の安定分散や気泡低減に貢献。再現性の高い混練処理が可能。
粉体香料や植物抽出物を含むペーストの均質化(例:アロマ製品、漢方系軟膏、オーガニック製品)
繊細な粉体成分を含んだ高粘度素材に対しても、過度な破壊を防ぎつつ均一化可能。3本乳棒による広範囲な接触と能動自転の撹拌力が、天然由来素材の加工に好適。
石川式攪拌擂潰機(カクハンライカイ機)は「攪拌」「分散」「すりつぶし(擂潰)」「混合」「混錬」「粉砕」「破砕」を同時処理が可能な機械。
これにより、撹拌機、分散機、混練機、粉砕機等専用機では実現出来ないメカノケミカル、メカニカルアロイの様な処理効果を確認。
独自の構造で、粒径均一性、混合均一性を実現。
型式 | 3M | 3A | 3AA | 3B | 3C | |
回転方式 | FR式 (*1) | |||||
臼 | 材質 | 石臼 | ||||
内径 (mm) | 482 | 584 | 762 | 914 | 1067 | |
深さ (mm) | 215 | 254 | 343 | 406 | 470 | |
加工容積 (L) | 12 | 20 | 60 | 100 | 150 | |
機械外寸 | 奥行 (mm) | 890 | 1080 | 1430 | 1710 | 1790 |
幅 (mm) | 570 | 690 | 920 | 1090 | 1270 | |
高さ (mm) | 870 | 1060 | 1300 | 1550 | 1660 | |
電源 三相 200V (kW) |
0.4 | 0.75 | 1.5 | 2.2 | ||
杵数 | 3 |
(*1) 回転方式「FR式」:臼は回転させず、乳棒が二重回転しながら乳棒自身がモータで能動的に回転する機構
※装置写真の塗装色はオプションです。標準は若草色(マンセル値7.5GY7/4.5)
※機械稼動をご覧頂く撮影のため本機はインターロック機能解除仕様
※参考:そば2号機の動作映像