導入事例(製品用途、対象材料)

石川式攪拌擂潰機の基本機能を活かす対象材料

石川式撹拌擂潰機をご採用頂いている業界は食品から電子部品材料、金属化学等幅広く、そこでの被加工物も多岐に渡りますが、これらの被加工物に共通して言えることは、石川式撹拌擂潰機の基本機能である「粉体の粒子を細かくすり潰し(解砕)しながら、同時に均一に分散(混ぜ合わせる)する、混練する」処理することが有効な材料であることです。

しかも、これらの作業が時間をかけて少しずつ、繰返し行われることで、処理される材料に発熱や衝撃等の余計な負担を与えず、同時に意図しない変質を防ぎながら、均一にまぜる、混練する。という石川式撹拌擂潰機でしか実現出来ない処理結果を多くのお客様からご評価頂いているからと存じます。

さらにはこの繰返し、均一に混ぜる(材料にエネルギーを加える)という石川式撹拌擂潰機の基本機能は、粉体の粒子表面処理やメカノケミカルやメカニカルアロイと言った化学合成や合金合成にも石川式攪拌擂潰機の導入分野が広まっています。

採用業界と主な被加工物

電気・電子

金属ペースト、ガラスペースト、カーボンペースト、磁器ペースト、カーボンナノチューブ、パッケージ封止材、導電性インク、導電性接着剤等IC材料・ガスセンサー、圧電素子等各種センサー素材・フェライト磁石素材・電池用材料(全個体電池の電極材、リチウム電池電解質)・ハンダ材(フラックス)、セラミック材料
医療・医学 軟膏材・義歯素材等歯科材料・人工骨・化粧品素材・香料、漢方薬、健康食品
科学・樹脂・油脂

塗料用粉末・接着剤添加物・インク用材・火薬類・グリース添加物・朱肉・墨汁・染料・顔料・絵具・漆材、七宝釉薬、触媒

窯業・金属 ファインセラミック粉・センサー材料・貴金属粉・カーボン粉末・ガラス添加物・粉末治金・酸化アルミナ・金属、鉱物試料・陶芸釉薬
研磨剤 磁気材料、砥粒、研磨剤、ダイアモンド・ボロンナイトライド・シリコンカーバイド・コランダム
化粧品

ファンデーション・色材・金属粉

 食品 蕎麦・うどん・高級和菓子・洋菓子・製餡、カレールウ・粉末スープ・豆腐・こんにゃく・わさび漬け・蒲鉾・はんぺん、竹輪・ハム・すりごま・味噌すり、ピーナッツペースト 
飲食業 洋食・和食・焼肉、味噌すり、すりごま

石川式撹拌擂潰機はこれらの材料のすり潰し(粉砕)、混合、分散、混練作業等(まぜる作業)でご利用頂いています。

石川式撹拌擂潰機導入による課題解決事例

混練工程での製品への金属コンタミ混入防止

課題

混練する材料が硬化する傾向にある中、以前に比べ混練機のパドルの摩耗/劣化が進み、その交換費用や交換による生産効率ダウン及び金属コンタミ混入する機会が増加している。近年、車載用途に使用する高機能樹脂は、その耐久性向上のため樹脂と混錬する強化剤としてカーボンやガラス等の硬質材料の添加量が増加してきている。このため、混練に使用しているニーダーのパドルの負担が増加し、その劣化や摩耗が早くなり交換頻度が上がり、交換する際に製造ラインを停止する事で生産性の低下する問題が発生。同時にパドルの摩耗、劣化により発生した金属粉等の異物が混入する金属コンタミの問題が起こっている。製品に含まれる金属が基準値を超えた場合はロットアウトとして廃棄されるのでロットアウトによるコスト増加も問題となっていた。

 

 

解決

石川式撹拌擂潰機 磁器鉢、磁器杵搭載機を研究開発と量産ラインに導入。石川式撹拌擂潰機の主力機は、処理材料(対象)が直接触れる部分(乳鉢、乳棒)に磁器を採用。磁器製の乳棒、乳鉢は古くから実験用のすり潰し作業の際に使用されていますが、化学的に安定し、耐久性、耐摩耗性、耐薬品性に優れた材料です。またその組成はSiO2(二酸化ケイ素)が主成分で(自然界にもっとも多く存在し)フラスコやビーカー、試験管等の実験器具の材料である石英ガラスと同じです。よって多くの種類の材料を撹拌擂潰処理する際にも磁器製の乳棒、乳鉢から発生する摩耗紛がコンタミになる心配は小さく、金属粉がコンタミとして発生する心配もありません 磁器製の乳鉢は最大100ℓの推奨容量の大型機まで揃えており、研究開発から量産までの同じ撹拌擂潰工程で製造プロセス変更をすることなくシームレスにご利用頂けます。

なお、石川式撹拌擂潰機は材料(対象物)が直接触れる部分(乳棒、乳鉢)に磁器を主力とて石臼、アルミナ、メノウ等の材質を採用。これらの材質はすべて、SiO2(二酸化ケイ素)、Al2O(酸化アルミ)等自然界に多く存在する素材で出来ています。