24REB全景
24REB乳鉢軌跡曲線アニメーション
粉砕・混合・混練・分散を1台で実現。
異なる処理工程を同時並行でこなす、マルチプロセス対応の自動乳鉢。前処理工程の効率化と省力化への貢献。
「手ずり」の精密さを自動化で再現
高粘度材料や微粒子分散にも対応する、高再現性・高均質性処理の実現
複雑な材料処理を可能にする、石川工場の独自技術
傾斜構造・ばね荷重・エピサイクロイド軌道による複合動作で、繊細な混練や分散を再現する唯一のシステム
加熱・冷却と材料取り出しのしやすさを両立したハイブリッド構造
湯煎による温度制御と、乳鉢の傾斜機構を組み合わせることで、処理効率と操作性を両立。粘度変化の大きい材料もスムーズに処理・回収できる
メンテナンス性と再現性を高める乳棒ばね力の自動解放機構
傾斜により乳棒が自然に離れ、交換・洗浄作業を簡便化。高温処理後でも安全かつ迅速に作業が可能で、次回処理の再現性も確保。
高粘度スラリーの均質化と脱泡処理
電子材料や接着剤、塗料などにおける、ペースト状配合物の分散・混練・気泡除去の一括処理
機能性フィラーや顔料の微細分散と混合処理
プラスチック、インク、コーティング材などの製造において、複数成分の均一混合と粒子分散を両立する前処理工程
試作材料の微量調整と組成最適化
医薬品、化粧品、セラミックス、電池材料など、研究開発現場での少量試料の粉砕・混合・練り処理による配合検討
有機顔料ペーストの分散前処理(印刷インキ・塗料向け)
高粘度の樹脂分散媒に有機顔料粉体を加える工程で、温度上昇により粘度を低下させながら効率的に混練。処理後は傾斜機構により粘着性の高いペーストもスムーズに回収可能。特に小ロット・多品種の試作現場で、作業性・洗浄性のバランスに優れる。
接着剤原料の配合処理(例:エポキシ+フィラー系)
加熱によりベース樹脂の流動性を高めつつ、粉末フィラーを均一に混練。特に温度によって粘性が大きく変動する系で、加熱制御が工程安定化に寄与。傾斜機構により粘着残渣の少ない回収が可能で、配合比率の再現性確保にも貢献。
石川式攪拌擂潰機(カクハンライカイ機)は「攪拌」「分散」「混錬」「混合」「練り合わせ」「粉砕」「破砕」を同時処理が可能な機械。
これにより、撹拌機、分散機、混練機、粉砕機等専用機では実現出来ないメカノケミカル、メカニカルアロイの様な処理効果を確認。
独自の構造で、粒径均一性、混合均一性を実現。
型式 | 24REB | |
回転方式 | OR式 (*1) | |
乳鉢 | 材質 | 磁器・金属 |
内径 (mm) | 355 | |
深さ (mm) | 203 | |
加工容積 (L) | 7 | |
機械外寸 | 奥行 (mm) | 830 |
幅 (mm) | 950 | |
高さ (mm) | 1270 | |
電源 三相 200V (kW) | 0.4 | |
ヒーター 単相 200V (kW) |
0.4 | |
乳棒数 | 2 |
(*1) 回転方式「OR式」:乳鉢は回転せず、乳棒が二重回転しながら乳棒自身も自由回転する機構
※機械稼動をご覧頂く撮影のため本機はインターロック機能解除仕様
※参考:24R号の動作映像